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不動産騒動記その1(前編)

2018.08.25

さて、我が家はほんの数年前、物件探しをすることになった。家は老朽化、しかも変わり者の父が建てた家だったから無駄な部分があちこちある。庭は見るからに手入れの行き届かない庭、なんて始末。庭ってほんと、狭くても大変なのだ。

あ、姉?姉が草むしりをしている姿は生まれてこのかた見たことはない。

生来面倒くさがりの私としては仮住まいの必要な建て直しなんてとんでもない、手っ取り早く買い換えたい、という気持ちが日々つのり、秘かに計画を練っていた。

気がかりなのは当時齢90近い母のことだった。

老人の引っ越しといえば「引っ越した途端にぼけちゃって」「前の家は良かったねぇ、ばっかり言っているのよ」などと漏れ聞くものだから、新しい家に引っ越す事が吉とでるか凶とでるかも心配だった。

しかし、毎日の生活にストレスを抱えながら過ごすのは良くない。幸い母は前向きばあさんなので、よし、実行に移そう!と1歩踏み出した。

私は、普段のちょい値の張る買い物さえ悩むくらいなのだから、果たしてうん千万円の買い物なんて出来るのかどうか自分でも見当がつかない。大枚支払って変なものつかまされたら大変!というプレッシャー。元々慎重な上に一人暮らしが長かったせいで”疑い深い”といういやーな性格が更に加わり、物件巡りの際もマイナス面ばかりが目につく。目付きまで極悪になった。

ここで大事なキャラ、仲介業者、大手不動産会社のМさんのご紹介。最初に断っておくが、この方のお陰で、最終的に良い物件を手に入れたので、感謝感謝である。

さて、年の頃は40代後半から50代、生真面目さが滑稽なほどのМさん。登場は勿論約束の時間ピッタリに、社長訪問シリーズの宮尾すすむさんのように、上半身傾げて現れる。挨拶は直角。しかし、なーんか人の話聞かずに目は遠くを見つめ、自分の世界に入り込んでいる瞬間もあり、もしや、姉属?という片鱗を時折見せる。そもそも、私の回りにはそれっぽいのが集まるのだ。私は常々A型の人とお友だちになりたいのに、回りを見渡せば、BとABだらけ。たまにO。人生ままならない。決めつけも良くないが多分Мさんも ABかB型だ。いや、どちらかに間違いない。

いくつか物件を見ているうちに、もとの家から至近距離、大手ハウスメーカーの中古物件を見つけ、内覧の予約をした。ネットで探ると間取りがゆっくりしていて明るそうだ。

しかーし!大問題はローカル線とはいえ、庭の目の前が線路ということだ。ははーん、これが、相場より若干お買得な理由だなぁ~、と素人でも察しがつく。でも南向き陽当たり良好。近所だから引越しも楽。生活半径も変わらず母も突如ワープしないで済む。

いやな予感はしたのだが、居ないよりは良かろう、一人の目より二人の目で、と物件内覧に姉を誘った。

結果、その予感は見事!的中したのだった。

~後編に続く